オペラフラメンカは、劇場や闘牛場など大きなスペースへフラメンコを導き、多くの公演を行った。この時代は、Antonia Merce La Argentina, Vicente Escudero, Imperio Argentina, Encarnacion Lopez, La Argentinitaなどの偉大なバイラオール達の時代、そしてそれを後継するAntonio, Rosario, Carmen Amaya, Pilar Lopez などの時代である。

 このフラメンコショーの形態は、戦後５０年代頃まで続き、５０年代後半になると、変化し始め、フラメンコ風のものへと戻っていく。Juan Valderramaははっきりとこう言う：「僕 達はフラメンコ人種が生きていくのに必要なお金を稼ぐために、仕方なくフラメンコでない普通の歌を歌っていた時期があった。その時はバンデリージャを刺す 闘牛士のようにやっていたけど、僕は頭のてっぺんから、つま先まで、フラメンコのカンタオールで、フラメンコに存在する全てのカンテを知っていて、それを 全部歌えるんだ。」1

 1, Burgos, Antonio: Juanito Valderrama Mi España querida. La Esfera de los Libros.マドリッド. 2004